保存刀剣の付いた、美濃の御刀です。
一見しただけでは、美濃の刀とは判りません。
いわゆる、天狗の鼻折として面白い御刀だと思います。

兼吉は古刀では、初代、その初代の長男である2代、
さらに初代の娘の子がおりますが、
本作は初代に比べると、匂口が締まって、
直刃に尖りごころの小互の目の節が出てる所などから、
2代目かと思いましたが、
銘は初代に近いようにも思えます。

本作は初代の作風に似て、地鉄は小板目が良く詰んで、柾がまじり、大和風が強いと思います。
勿論、刃切れ、撓え、フクレ、などの欠点御座いません。
更に、鍛え割れなどのキズも見当たりません。
出来はすこぶる良いと思います。

是非この機会にお求め下さいませ。

各寸法
長さ 27.6cm
反り 内反り
目釘穴 2個
銘文 兼吉
以上登録証寸法
以下手測り
先巾 1.9cm (切先から5cm部分計測)
先重ね 3mm弱
元巾 2.3cm
元重ね 3mm強

（2022年 9月 20日 13時 33分 追加）
ハバキも金着せの二重ハバキ、
ちゃんと二重の部分が外せる細工の
とても良い物が付いております。
名刀の証しかと思います。

付属品
白鞘
白鞘用刀袋
保存刀剣証書
登録証